家を建てる際、多くの場合、建物だけでなく「土地」も購入しなければなりません。土地を探す中で、「風水的に縁起の良い土地」を選びたいと考える方も多いでしょう。
そこで本記事では、風水と土地の関係について詳しく解説します。縁起の良い土地・悪い土地の特徴や、運気の上がりやすい土地の選び方までお伝えしますので、
「住宅の購入を考えているが、土地選びに悩んでいる」
「一生に一度の買い物なので風水的に良いとされる土地を買いたい」
「縁起の良い土地、悪い土地を見極める方法を知りたい」
とお考えの方は参考にしてください。
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風水で「土地の縁起」を気にする理由
風水は中国で発祥したもので、山や川、土地の形状といった要素が暮らしの吉凶に関わると信じられていました。風水の考え方は日本にも伝わり、土地の良し悪しはもちろん、「家相」といった形で住宅の間取りにも影響を与えるようになったのです。その名残は今も残っており、風水を信じる多くの人が「縁起の良い土地に住みたい」と考えています。
縁起が良いとされる「四神相応の地」とは
土地の中でも、とくに縁起が良いとされるのが「四神相応の地」です。四神とは、中国の神話から生まれた「東西南北を守る霊獣」を指します。具体的には「青龍(=リュウ)」「白虎(=トラ)」「朱雀(=トリ)」「玄武(=カメ)」の4神。青龍は小高い丘や山、白虎は大通り、朱雀は平野や池、玄武は高い山などです。
つまり「四神相応」から考えると、広い道路や川がある、場所が開けている、ビルやマンションといった高い建物がある、といった土地は縁起が良いといえます。日本でいえば「皇居」や「京都」が当てはまるといわれています。
風水的に縁起の良い土地の選び方
風水的に縁起の良い土地を選ぶ方法としては、次のものがあげられます。
- ・地名に「丘」「台」など高いところを意味する漢字がある
- ・川や道路のカーブの内側に位置している
- ・近くに「整備された公園」がある
- ・日当たりや風通しが良い
- ・土地が長方形である
地名に「丘」「台」など高いところを意味する漢字がある
四神の「青龍」や「玄武」では、高い場所は縁起が良いとされています。高い場所を見極めるためには「地名の漢字」を見てみるのがおすすめ。地名に「丘」や「岡」「台」「山」「上」といった漢字が含まれている場合、もともと高台にあった可能性が高いです。地盤がしっかりしていて水はけの良い場所でもあるため、風水的にも優れています。
川や道路のカーブの内側に位置している
近くに川が流れる土地、あるいは川がない場合でも、道路のカーブの内側にある土地は縁起が良いとされています。「四神相応の神」の考え方はもちろん、心地の良いせせらぎや澄んだ空気など、川の近くは住む人の暮らしにも良い影響を与えます。
近くに「整備された公園」がある
近所に整備された公園がある土地も縁起が良いとされています。理由は、子どもたちをはじめ活発な人が集まることで、陽のエネルギーが溜まりやすいためです。
また、緑の多い公園は視覚や嗅覚にも良い影響を与えるためリフレッシュできます。晴れ晴れとした気持ちになれることが、運気アップにもつながるでしょう。
日当たりや風通しが良い
風水では「日当たり」や「風通し」も重要なポイントです。たとえば、空を遮る建物が少ない平地や、風が通りやすい丘の上などがあげられます。
太陽光や風は陽のエネルギーをもたらし、住宅や土地にプラスの影響を与えてくれます。人々の気分に高揚感やリラックス作用を与える効果もあるため、風水的にも非常に縁起が良いのです。
「日当たりの良い土地」は、湿度や植物の成長にも大きな影響を与えます。日当たりが良い土地に住めば、湿度も一定をキープできたり、植物も健康に育ったりと、生活環境の良いサイクルが生まれるでしょう。「風通しの良い土地」は、常に新鮮な空気が循環するため、人々の健康や精神面にプラスの影響を与えます。
土地が長方形である
風水の考え方では、「土地は四角形がよい」とされ、正方形または長方形の家が望ましいとされています。ただし、正方形の場合、「正中線」と「四隅線」に重なりやすいので要注意。正中線とは、家の中心から東西南北にラインを引いた「十字ライン」で、四隅線とは北東から南西へラインを引いた「Xライン」です。
正中線や四隅線のライン上に トイレや浴室といった水回り、ガスコンロやガス給湯器など火に関する設備を設置すると、運気が下がるといわれています。そのため土地を選ぶ際は、正中線や四隅線への物の設置を防ぎやすい「長方形」がおすすめです。
風水的に縁起の悪い土地の特徴
風水的に縁起の悪い土地の特徴として次のものがあげられます。
- ・傾斜地・崖地等、周辺と比べて低い位置にある
- ・入り口の狭い土地である
- ・土地全体がいびつな形である
傾斜地・崖地等、周辺と比べて低い位置にある
風水の土地選びにおいては、平地や丘の上が良いとされる一方で、傾斜地や崖地、低い位置にある土地は避けるべきといえます。理由は、エネルギーの流れを阻害するからです。
土地が急峻だったり、他と比べて低い位置にあったりすると、エネルギーがその場に滞留しやすくなります。運気に悪影響を与える可能性があるため注意が必要です。
入り口の狭い土地である
土地を選ぶ際は「入り口の大きさ」も考慮しましょう。なかでも「入り口の狭い土地」は注意が必要です。理由は、入口が狭いとエネルギーが滞留するため。
せっかく太陽光がしっかりと入り、風通しの良い土地を選んでも、入り口のエネルギーが阻害されれば風水の効果がありません。そのため、土地の入り口が広く、玄関が広く開けられるといった土地がおすすめです。
土地全体がいびつな形である
「四角い土地」が良いとされる一方で、三角形や台形などいびつな形をしている土地には注意しましょう。理由は上記と同じく、いびつな部分によってエネルギーの循環が阻害されるためです。土地だけでなく建物も含めて、不規則な形状のものは風水のバランスを崩しやすいとされます。
【まとめ】風水的に縁起の良い土地を選んで快適な生活を送ろう
本記事では、風水と土地の関係や選び方について次のポイントを中心にお伝えしました。
- ・風水の発祥である中国では、古くから「土地が吉凶に関わる」と信じられてきた
- ・風水視点で土地を探す際は「四神相応の地」の考え方をベースに選ぶと良い
- ・傾斜地や崖地、入り口の狭い土地、いびつな形の土地は要注意
古くから風水と土地には深い関係があり、人々から「土地が生活や繁栄に多く関わる」と信じられてきました。日本においても同様に考えられており、縁起の良い土地、悪い土地が存在します。本記事でお伝えした「土地の選び方」を参考に、縁起の良い土地を選んで、快適な暮らしを実現しましょう。
土地の選び方や家の間取り・デザインなど、風水に取り入れた家を建てるならドクターズホームにご相談ください。