風水的に良い間取りの家とは?運気をあげる5つの方法を徹底解説

家の間取りを決める際、生活スタイルや家事動線とあわせて、風水的な縁起の良さを意識する方もいらっしゃるでしょう。玄関やリビング、水回りなど、何をどこに配置するのかで風水の意味合いも異なり、優先すべきことを決めておかないと、どんどん迷って抜け出せなくなってしまうことも多くあります。

そこで本記事では、風水から見た「良い間取り」の特徴を詳しく解説します。

「家の間取り設計に悩んでいる」「風水的に良い間取りとはどういったものなのだろう」とお悩みはもちろん、間取りを変えずに運気をアップさせる方法についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

風水から見た「良い間取りの家」の特徴

風水から見た「良い間取りの家」の特徴

さっそく本題である、風水から見た「良い間取り」の特徴を紹介します。主な特徴は次の3つです。

  • ・玄関は「東」「東南」「南」の方角が良い
  • ・リビングを各部屋につながる「ハブ」とする
  • ・正しい方向に「張り」がある

玄関は「東」「東南」「南」の方角が良い

風水の間取りでは、気の入り口となる「玄関」の方角が重要とされています。風水における「気」とはエネルギーのことで、ポジティブで活発なエネルギーである「陽の気」と、ネガティブで静寂なエネルギーとなる「陰の気」に分類されます。玄関の方角は「東」「東南」「南」がおすすめです。この3つの方角いずれかに配置することで、陽の気を取り込みやすくなります。

リビングを各部屋につながる「ハブ」とする

一家団らんの場であるリビングも、風水の間取りにおいて重要です。リビングも玄関と同じように「陽の気」を溜めることで運気アップが期待できます。具体的には、リビングを「ハブ(中継地)」として、各部屋につながる導線を作ることで、陽の気を循環させられます。

正しい方向に「張り」がある

建物に「張り」があることも風水的にプラスの影響を与えます。張りとは、建物において特定の部分が張り出している「凸(とつ)」のことです。張りのある方角によっては運気が大きく高まります。たとえば、建物の「北側」や「東側」にある張りは大吉とされ、家庭円満や繁栄につながるとされています。

風水から見た「悪い間取り」の特徴

風水から見た「悪い間取り」の特徴

続いて、風水から見た「悪い間取り」の特徴を解説します。

  • ・「鬼門」と「裏鬼門」に位置している
  • ・「正中線」と「四隅線」に被っている
  • ・建物に「欠け」がある

「鬼門」と「裏鬼門」に位置している

住宅の方角的にいえば「鬼門」と「裏鬼門」は避けるべきです。鬼門は「北東」、裏鬼門は「南西」を指し、両者は対極の位置にあります。

鬼門や裏鬼門が不吉とされるのは、風水の発祥である中国では、古くから外敵や強風がくる方角と考えられていたためです。日本においても、怨霊信仰の影響から不吉とされています。

「正中線」と「四隅線」に被っている

生中線(せいちゅうせん)とは家の中心から東西南北に引いたラインで、四隅線(しぐうせん)は同じく中心から南東北西に引いたラインのことです。これらのライン上には、強いエネルギーが宿るとされ、水回りや火に関する設備を置くのは良くないとされています。

建物に「欠け」がある

建物には「張り」だけでなく「欠け」も存在します。欠けとは建物の凹んだ部分です。家相において「張りは吉」で「欠けは凶」とされ、欠けのある建物は運気ダウンが懸念されます。

家の間取りや日常生活で運気を上げるための5つの方法

家の間取りや日常生活で運気を上げるための5つの方法

最後に、家の間取りや日常生活において運気を上げるための方法をご紹介します。

  • ・水回りは「明るさ」と「換気のしやすさ」が重要
  • ・場所の方角に適したラッキーカラーを配置する
  • ・観葉植物を置く
  • ・こまめな掃除と整理整頓を意識する
  • ・「暮らしやすさ」を優先したうえで風水を決める

水回りは「明るさ」と「換気のしやすさ」が重要

水回りの設備は方角や位置が重要ですが、どこに配置しても基本的にはネガティブなエネルギーが溜まりやすいです。そのため「明るさ」や「換気のしやすさ」で調整する必要があります。窓を取り付けたり、新しい空気が流れやすい導線を作ったりといった対応がおすすめです。

場所の方角に適したラッキーカラーを配置する

玄関やリビングなど、家の場所に合わせてラッキーカラーを配置すると運気が高まりやすくなります。玄関の場合、次のカラーがおすすめです。

「玄関」の場合

  • ・北:ピンクやシルバー系がおすすめ
  • ・東:ブルーやグリーン系がおすすめ
  • ・南:黄緑やオレンジ系がおすすめ
  • ・西:イエローやピンク系がおすすめ

観葉植物を置く

観葉植物を置くのも運気アップの有効な方法です。植物はマイナスなエネルギーを吸収し、プラスのエネルギーを吐き出すといわれています。

家や設備が「鬼門」や「正中線」にある場合は、観葉植物を置いてみてください。ネガティブな気を吸収し、良い気を排出してくれます。ただし、植物が枯れてしまった場合、プラスのエネルギーを吐き出せないので注意が必要です。

こまめな掃除と整理整頓を意識する

風水で運気を高めるには「空間が清潔であること」という暫定があります。そのため、こまめな掃除や整理整頓が不可欠です。

部屋が汚れていたり、湿気が溜まってジメジメしていたりといった状態では、運気はなかなか上がりません。もちろん間取りも大切ですが、それ以上に「綺麗な空間を保っておくこと」が重要です。

「暮らしやすさ」を優先したうえで風水を決める

お伝えしたように、「鬼門や裏鬼門を避ける」「リビングを中継地にふる」など、風水の間取りで気をつけるべきポイントは多いです。しかし、風水にこだわった結果、住みにくい間取りになっては意味がありません。

場合によっては、鬼門にキッチンを設置した方が暮らしやすい、といったことも考えられます。あくまで「暮らしやすさ」を優先したうえで風水を決めましょう。

【まとめ】「風水」と「暮らしやすさ」のバランスを意識しながら間取りを決めよう

本記事では、風水と間取りについて次のポイントを中心にお伝えしました。

  • ・玄関を「東・東南・南」にする、リビングを各部屋につながる中継地にするなどの間取りは運気が高まりやすい
  • ・鬼門と裏鬼門、正中線と四隅線、建物の「欠け」には注意が必要
  • ・縁起の良くない間取りでも「設備」を工夫することで運気はリカバリーできる

玄関やリビング、水回りなど設備など、「何をどこに配置するか」で風水の意味合いも異なります。もし縁起の良くない間取りだったとしても日常生活の工夫で運気はリカバリーできるので、「暮らしやすさ」を優先したうえで間取りを決めましょう。